


エンディングノートとは、自分の人生の最終段階に向けての思いや希望、遺言などを記録するためのノートです。
また、残された家族や友人にとっても大切な手がかりとなり、心の整理にも役立ちます。必要に応じて、自分のペースで記入することができます。

主にどんなことを書くの?
1. 基本情報: 名前、生年月日、連絡先などの基本的な情報。
2.医療・介護の希望: どのような治療を希望するか、延命措置についての意向。
3.葬儀の希望: 葬儀の形式、場所、参列してほしい人など。
4.財産の分配: 遺産の分配方法や特定の人へのメッセージ。
5.家族へのメッセージ: 思いや感謝の気持ちを伝えるための手紙。
6.大切な物のリスト: 特に思い入れのある物や財産についての情報。
7.人生の振り返り: これまでの人生の出来事や思い出、学びについて。
8.希望する埋葬方法: 具体的な希望。
9.その他
エンディングノートの保管場所: 誰に見てもらいたいか、どこに保管するかを記載します。
これらの項目を参考にしながら、自分らしいエンディングノートを作成してみてください。
大切な思いを形にすることで、残された人々にとっても助けになります。
エンディングノートを作成するメリットは?
1.意思の明確化: 自分の希望や意向を整理することで、医療や葬儀に関する判断が明確になります。
2.家族への配慮: 自分の考えを記録することで、残された家族が迷わずに判断できるようになります。
3.心の整理: 自分の人生を振り返ることで、心の整理ができ、安心感を得ることができます。
4.コミュニケーションの促進: 家族や友人と話し合うきっかけになり、より良い関係を築く助けとなります。
5.遺産の分配: 自分の財産をどのように分けたいかを記録することで、トラブルを避けることができます。
6.自分らしい最期: 自分の価値観に基づいた最期を迎えるための準備ができます。
エンディングノートを作成する際の注意点
エンディングノートに記載する際の注意点は以下の通りです。
1.明確さ
具体的に書く: 曖昧な表現を避け、具体的な希望や意見を明記します。
2.更新
定期的な見直し: 人生の状況や考え方が変わることがあるため、定期的に内容を見直して更新します。
3.保管場所
見つけやすい場所に保管: 家族や信頼できる人に伝え、すぐに見つけられる場所に保管します。
4.プライバシー
個人情報の取り扱い: 特に金融情報や医療情報については、適切に管理し、必要な人にだけ見せるようにします。
5.法的な確認
遺言との違いを理解する: エンディングノートは法的効力を持たないため、正式な遺言書とは別に考え、必要に応じて専門家に相談します。
6.感情の表現
率直に書く: 恥ずかしがらず、自分の気持ちや感情を率直に表現します。
7.誰に向けて書くかを考える
対象を意識する: 誰が読むかを意識し、その人たちに伝えたい内容を考えます。
これらの注意点に留意しながら、エンディングノートを作成すると良いでしょう。